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ストレスと線維筋痛症

線維筋痛症というと馴染みのない病気ですが、アナウンサーをしていた大杉君枝さんがこの病気にかかり、その痛みを苦にして自殺した、というニュースは記憶に新しいものです。この線維筋痛症という病気は、原因不明、なおかつ、全身に痛みが激しく現れるのが特徴とされています。その痛みは並々ならぬもので、大杉さんのように自殺してしまう人もいるようです。

線維筋痛症は、病院で様々な検査をしてもらっても、何も異常が見つかりません。全身が痛むのであれば、炎症反応がでたり、筋肉や脳神経系に問題があるのでは?と思いますが、それらの検査は全てスルーしてしまいます。そのため、線維筋痛症を知らない医師が診察した場合などは、ただの不定愁訴として片付けてしまうこともあり、患者としては辛いところです。また、医師の診断が下りなければ、会社でも「仮病なのでは?」と思われてしまうこともあり、周囲の理解を得ることがとても難しい病気です。

「線維筋痛症なんて自分には関係ない」と感じている人もいるかもしれませんが、この病気は他人事ではなく、誰にでも起こりうる可能性を持っています。線維筋痛症を発症した人の発症時期の様子を調べてみると、人間関係、転勤、離婚、交通事故、病気、手術など、過度な身体的、精神的ストレスを受けていた人が多いことがわかっています。つまり、線維筋痛症を発症した原因は、ストレスにある、という見方ができるわけです。詳しい原因についてはまだまだ研究中であるため明らかになっていませんが、多少なりともストレスは関係しているようです。

先ほど、周囲の理解を得るのが難しい病気といいましたが、この病気と上手に付き合っていくためには、家族や職場の上司、同僚、恋人、友人などの理解がとても大切になってきます。激しい痛みをひとりで抱え込み、誰からも辛さをわかってもらえない、治療法もない、そんな状況が更なるストレスを生み、症状は悪化してしまうからです。もし近くに線維筋痛症の人がいるのであれば、その辛さを否定するようなことはせずに、痛みに対して理解を示すようにして欲しいと思います。