職場のストレス診断・職業性ストレス簡易調査票 無料診断!厚生労働省が作成したストレスチェック

知覚できない生理ストレス

生理ストレスには、「心臓がドキドキする」「足が震える」といった知覚できる反応から、知覚できない微妙な反応があります。

知覚できないストレス反応とは、自律神経系や内分泌系などで起こります。

知覚できるストレス反応の裏では必ず、自律神経系や内分泌系など、普通には知覚できないストレス反応が起こっているのです。

知覚できないとはいえ、自律神経系と内分泌系といった、体の中で起こるこの生理ストレス反応は、私たちの心と体の両方に、大きな影響をもたらします。

自律神経系とは、内臓や血管などを調節する神経です。「自律」という言葉が示すように、通常、意図的にコントロールすることはできません。

心臓や胃は、自在には動かせませんよね?

自律神経系には、交感神経と副交感神経があります。自動車に例えると、交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキの働きをしながら、身体を緊張させたり、弛緩させたりしているのです。

同時に、これら神経系の働きを調節するものがあります。それが内分泌系です。内分泌とはいわゆる「ホルモン」のことです。

上司に怒鳴られるというような状況では、ストレスホルモンの代表格である「アドレナリン」と「コルチゾール」が分泌されます。

これらのストレスホルモンは、「火事場のくそ力」の源であり、長期的エネルギーを短期的エネルギーに変えて、その緊急場面を乗り切る準備をするためのものです。

例えば、このホルモンによって、心臓はさらにドキドキしたりするのですが、それは、全身に血液と酸素を送り出すためなのです。

ゴルフでは、緊迫する場面において、いつもよりも「飛びすぎてしまう」という現象が起こることが知られています。これは、アドレナリンによって、筋肉へのエネルギーが過剰に供給されたことで起こると考えられています。

最近では、ストレスからくる不眠症の人が増えています。実は、不眠症も、コルチゾールの分泌過剰によって引き起こされると考えられています。眠るには無駄なエネルギーは必要ないのです。

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